賢い母乳相談室の使い方


母乳相談室という哺乳瓶があります

赤ちゃんは産まれてすぐにでも、お母さんの乳首から母乳を飲むことが出来るというのは、半分本当で半分は間違いです。とくに初産婦のお母さんにとっては初めての授乳は戸惑うことも多いでしょう。赤ちゃんのほうも、初めての乳首にうまく吸いつけない子もいます。時間が解決してくれる事もありますが、積極的な哺乳のトレーニングでスムーズな授乳を促すことは可能です。それは、母乳相談室という哺乳瓶を使用することです。

 

赤ちゃんが吸う力をつくる、哺乳瓶

一般的な哺乳瓶は赤ちゃんにとってミルクを飲みやすい作りになっているのに比べて、母乳相談室からミルクを飲むのにはコツが必要です。これは、楽にミルクを飲めるからと言ってお母さんの乳首を吸わないという事態にならないためにも大切なことです。

お母さんの乳首の形が短かったり、陥没していると赤ちゃんは母乳を飲むのに吸う力を多く必要とします。その吸引力を母乳相談室でつけることも可能です。

 

母乳相談室の使い方のコツ

1・赤ちゃんを安定した状態で抱きます。

2・舌の上に乳首をのせ、赤ちゃんの舌が反応したら深くくわえさせます。一般的な哺乳ピンと違い、かなり深くまで差し込むことがポイントです。普通の哺乳瓶に慣れてしまった赤ちゃんだと嫌がることもありますが、浅く吸わせても効果を発揮できません。

3・アヒル口のように、口の粘膜部分が外にめくれ上がる様にしてくわえます。上手くめくれていないようなら、指で唇をめくってあげるといいでしょう。

通常の哺乳瓶での授乳よりも時間がかかってしまいますが、根気よく続けましょう。

 

お母さんの乳首を吸わせてから母乳相談室を使うという順番での授乳を繰り返しましょう。月齢によって乳首のサイズが異なるので、こまめに取り換えるようにしましょう。


 

《母乳によくないもの一覧表》はこちら

お母さんの食事は母乳の質を左右します。

脂分の少ない和食が一番適していると言われていて、さらさらのお乳を作り出すことが出来ます。このようなお乳はトラブルを起こしにくいのですが、揚げ物、甘いものなどを大量に食べた後のお乳は乳腺炎の元になりやすいので注意が必要です。

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