子供は、生まれてから離乳食が始まるその時まで、授乳からの栄養のみで成長していきます。
母乳育児とミルク育児ではメリットデメリットがはっきり分かれるものですが、特に混合授乳育児のメリットとは一体何なのでしょうか。
混合で育てていると、哺乳瓶も使えるようになるのでお母さんに何か用事がある時でも他の人に預けやすくなります。また、半分は母乳なので掛かるミルク代も少なくて済みます。母乳よりも粉ミルクの方が腹持ちがいいため、寝る前の授乳はミルクにすると赤ちゃんが夜ぐっすりと寝てくれるようになります。この混合授乳育児は、赤ちゃんを保育園に預けて早くから職場復帰などをしているお母さんに特に多いようですね。
混合授乳で気を付けたいことは
お母さんの母乳の出に気を付けなければならない、という事です。母乳は、乳頭や乳腺を刺激しないでおくとだんだんと作られる量が減り、出が悪くなってきます。出が悪いから、とミルクの回数を増やすと、ますます母乳を吸わせなくなるので悪循環に陥ってしまいます。出を保つためにも、なるべく乳首を吸わせるようにしましょう。また、出が悪いと感じた時は搾乳を行ったり、ミルクの前に10分ほど母乳を与えるようにしておくといいでしょう。
ストレスや疲れも母乳の大敵
ストレスをためないようにし、疲れたな、と感じたらミルクに切り替えることも大切です。疲れが取れ、リラックスした状態でこそ母乳はよく作られるようになります。
授乳を行う期間は、子育ての期間を考えればほんの一瞬のものです。だからこそ、きちんと赤ちゃんとコミュニケーションをとりながら楽しく授乳を行いたいものですね。
母乳はいつまであげたらいい?
母乳育児が推奨されていることもあり、最近では多くのお母さんが母乳育児をがんばっています。
赤ちゃんもだんだんと成長をし離乳食を食べ始めると、卒乳のことを考えるようになってきます。
混合授乳のポイント
混合の場合、ミルクだけの回があったり、母乳の後に必ずミルクを飲ませるといったことでは完全母乳と同じ授乳間隔になり、授乳間隔は3~4時間ぐらいになってくると思われます。
母乳育児は「やせる」?
赤ちゃんが上手に母乳を飲めるかどうかにもかかっていますが、順調にいけば一日に400~500カロリーもの栄養を与えることが可能です。
母乳の成分について
母乳には免疫物質が多いことが大きなメリットです。
特に初乳には成乳以上に免疫物質が豊富に含まれています。
出産ま近から出産後2~3日までに分泌される乳汁を初乳といいます。初乳にはIgAという免疫物質が豊富に含まれています。