母乳というものは赤ちゃんの口に乳首を含ませればそれで良いだろうというイメージが強いです。
ですが、思ったように母乳が出なくて悩んだり、乳首が切れて悩んだり、母乳が出すぎて乳腺炎になり高熱を出したりと、実際は戸惑いの連続です。
しこりに悩まされる人の原因としては大きく分けて二つあります。
●母親が摂取する食事からくるものです。
母親が動物性脂肪が多量に含まれているものを摂取するとしこりができやすくなります。
たとえばお肉をたくさん食べたり、チョコレートやアイスクリームなどを食べるとしこりができ、乳腺炎になって高熱を出してしまうのです。
●母乳を吸わせる姿勢です。
姿勢が歪んでいたりすると、作られた母乳が分泌されないままつまってしまいしこりができてしまうことがあります。
しこりをとるには、赤ちゃんの協力が必要
では、どのようにできてしまったしこりを取るかというと、まずは赤ちゃんにいっぱい吸ってもらうことです。
赤ちゃんが吸ってくれることで詰まっていた乳腺が開通することがあり、しこりが取れるのです。
コツとしては、毎回同じ姿勢で吸わせるのではなく、抱き方を変えて赤ちゃんに主に吸ってもらう乳腺を移動させることです。
このとき、しこりができた部分をもみほぐしながら吸わせると効果的だといわれています。
母乳マッサージへいく
赤ちゃんが吸っても取れないようであれば、母乳マッサージをしてくれる病院や助産院を探します。
助産師さんにマッサージしてもらうことで取れることもありますし、再発しないよう食事内容の注意や吸わせ方のアドバイスなどもしてもらえます。
また、体質的にしこりができやすい人は葛根湯という漢方を服用することで、できたしこりを取ったり、新たにできるのを予防してくれたりします。
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お母さんの食事は母乳の質を左右します。
脂分の少ない和食が一番適していると言われていて、さらさらのお乳を作り出すことが出来ます。このようなお乳はトラブルを起こしにくいのですが、揚げ物、甘いものなどを大量に食べた後のお乳は乳腺炎の元になりやすいので注意が必要です。
うまく母乳が出ないこともあります。
母乳は赤ちゃんにとっても母親にとっても最良の栄養と言われています。
しかし、最初の頃はうまく母乳が出ないことも稀ではありません。
赤ちゃんが母乳を嫌がって飲まない場合
赤ちゃんは味覚がとても敏感なため、少しの味の変化も感じとって飲まない場合があります。
母乳はお母さんの血液から出来ています。
そして母乳はお母さんが食べた物によっても味が変わってきます。
赤ちゃんはよく母乳を吐く事があります。
赤ちゃんが吐く原因の多くが飲みすぎです。
赤ちゃんの胃や嘔吐中枢がまだ未熟な為です。
そのため満腹になっても飲むのを止めません。
授乳はいつから?
現代社会において、自宅出産という方は少ないと思います。みなさん、どこかの病院や助産院で出産される方が多いのです。病院によっては、母児同室や、赤ちゃんは別室でみるといった違いはあります。
授乳の時に乳首が痛い
赤ちゃんの吸引力は意外に強いのです。まだ生まれたてで、歯も生えていない赤ちゃんなのに母乳を吸おうとする力が強く、予想以上に乳首が痛いという母親が多くいます。
母乳が出すぎる人も増えています
昔は食べ物不足で妊婦さんも母乳を出すのに苦労していました。しかし、現代では、食べ物に苦労することはなく、栄養も十分足りているので、母乳不足になるのは少ないでしょう。